There's a place where I can go

ツイッター @hyokofuji ミサ

カジヒデキ BLUE HEART TOUR 2012年7月15日(前編)

2012年7月15日 カジヒデキ BLUE HEART TOUR。 
会場は心斎橋ジャニス。18:00開場、18:30開演。 
『BLUE HEART』発売から二ヶ月、このアルバムを聴かない日は一日もなかった。 
聴けば聴くほどすごいアルバムで、ツアーが始まるのが楽しみで仕方なかった。 
そのうえカジくんがキャンペーンでラジオに出たり、ユーストリームをやってくれたりするので、ライブまでの間にどんどんライブに対する期待度が上がって、毎日ワクワクしっぱなし。

ライブに何を着て行くか考えるのも、すっごく楽しかった。 
「ボーダー?ギンガムチェック?半パンで行くのが礼儀かな?でも、今回はスカートもいいよね!」なんて友だちと相談しあった。 
カジくんライブにおける半パンは正装! 
友だちが半パンにすると言っていたので、私もボーダーシャツや水色ギンガムチェックのセーラーシャツに半パンを合わせようかと思ったのだけど、結局スカートにした。 
ちょっと光沢の入った水色の無地のワンピースに白いコンバースのスニーカーにボーダーのシュシュ。 
色々悩んだけど、アルバムを初めて聴いた時に浮かんだイメージを貫くことにした。 

この日のライブはツアーメンバーのヒロシくんとタイチくんがKONCOSとしても演奏してくれた。 
友だちがヒロシくんのファンで、最前列ベストポジションを確保できて喜んでいた。 
私も嬉しい。 
KONCOS、初めて聴いたけど、すごく楽しかった! 

私は整理番号が遅かったので、少し後ろの方、カジくんが正面に見えるあたりに立つことにした。 
カジくんが登場して、メンバー紹介が始まった! 
一曲目は『クローバーに囲まれた日』。 
アルバムの最後に入っている大好きな曲。 
「好奇心に従って心を自由に動かして、欲張りに何でも吸収したい」という気持ちは私にもよくわかる。 
そんな風に世界に対して開いていれば、少々のことでは驚かないはずなんだけど、それでも時々自分の想像を超える光景が広がることがある。 
ちょっと悔しくもあるけれど、最高に幸せな瞬間! 
映画でも本でも音楽でも、そんな瞬間を作り出す人たちを見ていると、本当にすごいなっていつも感動してしまう。 
自分が作り手の側に回ることがないからこそ、受け手としての矜持は持ち続けたいなって、その度に強く思う。 
カジくんライブは私にとってそういう機会の中でも最大級のもの。 
いつも私の予想を軽々と超えて期待以上のものを見せてくれるから、カジくんを知れば知る程どんどん好きになってしまう。

フライヤーに「この夏を一緒に、カラフルに塗り込んで行きましょう!青いハートで」っていう一文があったけれど、その言葉通り、曲が始まった瞬間に一瞬で会場の空気が鮮やかに変わった。 
この曲の歌詞の「ポップアートさながらの 強烈な色で 君のライフスタイルを打ちのめしたい」って部分が、私は大好きなんだけど、一瞬にしてカラフルでポップなカジくんワールドが広がって、鮮やかを通りこして本当に強烈だなって思った。 
「What a wonderful party tonight.」 ってこの曲の歌詞にもあるけれど、まさに楽しいパーティーの幕開け! 

カジくんのライブは徐々に盛り上がるのではなく始まった瞬間に一気に空気が変わるから大好き。 
今回はいつも以上の盛り上がり方で、それがファンの人たちの『BLUE HEART』に対する思いを表しているようだった。 
新レーベルの立ち上げも、そこから発売された第一弾アルバムも熱狂的に迎えられたようで、一曲目から泣きそうになってしまった。 
もちろん私もこのアルバムが大好き! 

お客さんの反応がカジくんにも伝わったのか、カジくんが「みんなが楽しんでくれているのが伝わってきて嬉しい」という趣旨の発言をしようとして、興奮しすぎて言葉がぐちゃぐちゃになって、自分で自分に「何言ってんだか!」って突っ込んだのがすっごく可愛くて思わず笑ってしまった。 

私はカジくんがライブでギターを弾いている時につま先立ちになる瞬間がすごく好きだ。 
体の中心にギュッと詰まっている情熱がおさまりきらずに溢れ出る感じで、その瞬間を見るたびにカジくんの力強さを感じる。 
脚力を生かして見事なジャンプをきめるカジくんも最高にかっこいいのだけど、この日はそれだけではまだ足りなかったのか、Tシャツを引っぱりあげたり、客席に降りていっちゃったりもして「尋常じゃないな」って思った。 
ここまではじけているカジくんを見るのは初めてだし、Tシャツを引っぱりあげた時にちょっとお腹が見えたりするからドキドキしてしまった。 

カジくんが嬉しそうにしていれば嬉しくなっちゃう人たちを前に、「みんなが楽しんでくれているのが伝わってきて嬉しい」と言いながらカジくんが大暴れするので、相乗効果で会場は大変な盛り上がりに! 
私も興奮しすぎてライブ後に曲順が全く思い出せないという事態に陥ってしまった。 
こんな経験は初めてで、悔しいぐらい我を忘れてしまった。 
友だちからも「危ないぐらい興奮した」とか「いつもは踊ったりしないんだけど、自然に体が動いてしまった」なんていう感想を聞いて、私以外の人にとっても衝撃的なライブだったんだなって改めて思った。 

衝撃はカジくんが登場した瞬間から始まっていた。 
この日のカジくんの服装はなんと上下ボーダー! 
ツアーメンバーはみんなボーダーだし、カジくんも「ボーダーの気分なんで…」って言っていたけれど、いくらボーダーの気分だと言っても、上下ボーダーできめるとは…。 
カジくんの、「個性的」なんていう言葉では到底表せないこの突き抜けた感じが私は大好きだ。 
いつもながら度肝を抜かれたけど、やっぱりカジくん、最高にかっこいい! 

ツアー初日の福岡が大雨だったそうで、日曜の大阪も降っちゃうかなぁと思っていたのだけど、当日は見事な快晴。 
びっくりするぐらいの暑さだったけど、夏らしくて気持ちのいい天気。 
こんな日に聴く『45 is magic number』は最高! 
「こんなよく晴れた日には 黄色いチェックが合う よく冴えたレッドもね」と歌うカジくんの赤い帽子が鮮やか! 
『ビーチボーイのジャームッシュ』のPVでもかぶっているこの帽子、大好き! 

今年45歳になったカジくんが「曲を作った時には自分の年齢を重ね合わせて歌う日が来るなんて想像してなかった」と言いながら笑うのがすごくよかった。 
タンバリンを叩きながら踊るカジくんがあまりに可愛くて、時間の経過が信じられない。 
堀江さんのピアノが印象的なこの曲、大好きで毎日のように聴くのだけれど、この日はHARCOさんのキーボードで! 
贅沢!! 
「こんなメロディで~」と歌う時にカジくんがHARCOさんを指し示す仕草をするのがよかった。 
カジくんがデビューしてから今までずっと魅力的でい続けてくれること、15年間ずっとカジくんに夢中でいられることに感動した。 
カジくんの存在は偉大! 
(後編につづく)