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ツイッター @hyokofuji ミサ

【映画】世界最速のインディアン

世界最速のインディアン』 2005年 ニュージーランドアメリ

1000cc以下の流線型バイク世界最速記録保持者、バート・マンローがモデル。

ニュージーランドのおじいちゃんが自分の持っている80キロ台のバイクを改良して、288キロまででるようにするのも驚きだが、一人でアメリカのボンヌヴィル塩平原のレースに参加するというのもすごい根性だ。レース開催地までの道のりでこれでもかと災難が降りかかる。出会う人たちに愛され助けてもらえるのは、彼の人柄のためだろう。運もなかなか強い。船で運んだマシンの木箱がグシャっとつぶれていた時には「もう駄目なんじゃないか」と私の方が諦めそうになった。

彼は世界記録に挑戦しに来たのだけど、誰もそれが達成できるなんて思っていない。世界記録どころか、レース前のチェックにも合格しないレベルのマシンで、さらに事前登録もされていない。規定では参加資格さえないのだけれど…。特別に参加させてもらった彼が世界記録をたたき出すシーンは圧巻。

世界記録が出たのも嬉しいけど、それに満足せずその後も毎年レースに参加し続け記録を更新したというのが何より嬉しい。すごいおじいちゃんがいるもんだ。彼を演じているアンソニー・ホプキンスがすごくかっこよかった。