2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
『翻訳夜話』 村上春樹 柴田元幸 (文春新書)柴田元幸の翻訳教室に村上春樹がゲストで登場。二人が翻訳について語ったり、学生からの質問に答えたりする。その内容をまとめたものがこの本。さらにオースターの『オーギー・レンのクリスマスストーリー』とカ…
『あのひととここだけのおしゃべり』 よしながふみ(太田出版)よしながふみと漫画家さん、作家さんたちの対談集。作り手でありながら熱心な読み手でもある人たちの話を、隣で聞いているようなつもりで読んでいけるのが嬉しい。登場するのはやまだないと、福…
『世界最速のインディアン』 2005年 ニュージーランド・アメリカ1000cc以下の流線型バイク世界最速記録保持者、バート・マンローがモデル。ニュージーランドのおじいちゃんが自分の持っている80キロ台のバイクを改良して、288キロまででるよう…
『三四郎はそれから門を出た』 三浦しをん (ポプラ文庫)書評には人柄が出るものだなって改めて思った。作家さんのブックガイドの中には面白いものが多いような気がする。作り手でありながら読み手としての矜持も持っていて、自分の作品の読者に対しては寛…
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』 河合隼雄・村上春樹 (新潮文庫)村上春樹と河合隼雄の対談。河合隼雄はユング派心理学の第一人者で心理療法家。二人とも自分の中から言葉を出してくる人だから話を聞いているのが楽しい。私は心理学の知識がほとんどな…
『キートンの探偵学入門』 1924年 アメリカバスター・キートンのコメディ映画。サイレントなのでセリフではなく動きで笑わせる感じ。キートンがにこりともしない真面目な顔をしているのがいい。バナナの皮で滑ったり、ポケットから4ドルの質札が出てきて時…
『キートン将軍』 1926年 アメリカバスター・キートンのコメディ。『キートンの大列車追跡』とも呼ばれる。機関車を使ったアクションが最高!舞台は1861年のアメリカ。結婚の申込に行ったキートンの前でその女性の兄が南北戦争に志願するという。プロポ…
『小三治』 2009年 日本映画館で観たのだけれどもちろんDVDも買ってしまった。私の大好きな柳家小三治さんのドキュメンタリー映画だ。鈴本演芸場での公演や各地での独演会、弟子の真打昇進を発表する舞台、プライベートな旅行など、盛りだくさんの内容。とこ…
『仕立て屋の恋』 1989年 フランスイールという仕立て屋の男が向かいに越してきた女性の部屋を覗き見ている。ある日女性は覗かれていることに気づいて、その瞬間から二人の関係が変化していく。覗かれていた女性アリスがイールに接近するシーンが一番好き。…