2020-01-11から1日間の記事一覧
『風が強く吹いている』 三浦しをん (新潮社) 年末に友人から貸してもらい、駅伝を見る前に読もうと思っていた本。 三浦しをんはエッセイが面白くて気に入っていたのだけど、小説もいい! これは駅伝を扱った青春小説。 高校の陸上部で活躍していたハイジ…
『累犯障害者』 山本譲司 (新潮文庫) 実刑判決を受けたことがあり、『獄窓記』という刑務所内の実態を記した著書もある山本譲司の本。 福祉の網からこぼれ落ち何度も犯罪を犯しては刑務所に戻ってきてしまう知的障害者の存在に焦点を当てることで、更生保…
『私たちには物語がある』 角田光代 (小学館) 作家さんの読書案内はやっぱり面白いなぁと思った。 角田さんはこれを感想文集というのだけれど。 本に対する愛情が伝わってくる内容で、読んでいるとどの本も素晴らしく感じられる。 こんな風に本を読んで、…
『アサッテの人』 諏訪哲史 (講談社文庫) 図書館で見かけて借りてあんまり面白かったので、文庫本を買って再読。 この本の感想を伝えるのに言葉を使って表現するしかないことが皮肉だなぁと思うような内容。 教えを説くことを嫌い問答を繰り返したソクラテ…
『体の贈り物』 レベッカ・ブラウン 新潮文庫 エイズ患者の世話をするホームケア・ワーカーの女性を主人公にして、彼女と患者やその家族との関わりを描いた短編集。 著者自身もホームケア・ワーカーをしていたことがあるためか、小説なんだけど、リアリティ…
『私の男』 桜庭一樹 文藝春秋 結婚を控えた二十四歳の女性が「私の男」と呼ぶのは、彼女の養父。 震災で両親と兄妹を一度に亡くした9歳の竹中花を当時25歳の腐野淳悟が引き取った。 それからの15年間を二人で生きてきたのだから、絆が強く見えるのは当…
カジヒデキ SEMI-TROPICAL GIRL TOUR 2010.07.21(水)大阪:梅田Shangri-La 私にとって、3回目のカジくんライブ一曲目は『パッションフルーツ』夏らしい曲で大好き。「ライブの前にリリースがなかったのでお客さん入ってくれるかなぁと心配していたのだけど…