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ツイッター @hyokofuji ミサ

アカサカヒロコ展

2012年5月24日(木)、友だちが店番をしているタイミングに合わせて、セルフソウアートギャラリーに行ってきた。 
今出川で降りて歩いて北野天満宮方面へ歩いて行く。 
結構距離があって、びっくりした。 

ギャラリーで開催されていたのは「アカサカヒロコ展」。 
ネットで作品を見てみて、「これは好きそう!」って思ったのだけど、やっぱり好きな感じだった。 

描かれる女の子に表情はそんなになくて、静かで落ち着いた雰囲気なんだけど、決して暗くはないのがよかった。 
軽やかで、ふわっと浮かび上がるような動きがあるところが好き。 
「飛ぶには最適の朝」「永続する一瞬」という作品に、その印象が強かった。 
これから何かが始まるようなワクワク感があって、見ていて楽しい。 

「一つの川それぞれの舟」と「一つの斜面それぞれの階段」は、一つの流れの中にいても一人一人は別々なんだって感じで、ちょっと寂しいようでいて、それだからこそ居心地のいい空気が漂っているのが好きだった。 

「メランコリーの妙薬」は薬のカプセルが乗り物みたいになってて、そういうちょっとユーモラスな作品も面白くて好き。 

美術館に行くのは好きだったんだけど、今まで特に好きな作家さんがいるわけでもなかったので「この作家さん好きだな」って思える人が見つかって嬉しい。 
あとで気づいたのだけど小路幸也の『空へ向かう花』の装画を描いている人だった。 

ギャラリー自体も町家のつくりなので、風が通って涼しかったり、線香の香りがしたり、落ち着ける雰囲気なのがよかった。
友だちのお仕事を邪魔して、ついつい長居してしまった。